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下肢静脈瘤について
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下肢静脈瘤のしくみ

下肢静脈瘤について、まずは正しく知っておく事が大切です。
血管には動脈と静脈があり、下肢静脈瘤はその名前のとおり、血液の逆流によって静脈(血管)が膨れるなどの症状を言います。

血液を送る動脈、戻す静脈

動脈は心臓から押し出された血液を体中の臓器に流す血管です。
逆に静脈は体中に送り出された血液を心臓に戻す際に流れる血管です。

そもそも血液には体中に必要な酸素や栄養分が含まれておりそれが動脈によって体内に運ばれ、送り届けた血液を再び心臓に戻す血管が静脈です。動脈は毛細血管となって体の隅々に張り巡らされており、体全体に酸素や栄養分を運んでいます。

一方の静脈も体の隅々に張り巡らされており、不要となった二酸化炭素や老廃物を心臓に送り返すよう血液を運びます。

勿論、足にも動脈と静脈も同様に、動脈によって足のすみずみまで送り届けられた血液は、静脈を通って最終心臓に戻されます。

足は心臓よりも下部にあるため、心臓から送り出す力だけでは静脈を通って血液が戻ってくることが難いので、ふくらはぎの筋肉によって足を動かした時に筋肉がポンプの作用をして血液が上に押し上げます。その際、血液が逆流しないように静脈には弁がついており、この弁が正常に機能している限り血液の逆流を防ぎながら血液を心臓に戻してくれます。

下肢静脈の種類

下肢の静脈は「深部静脈」「表在静脈」「交通枝」の3つに大きく別れています。何れの静脈も、心臓に血液を戻す働きをしています。

深部静脈

静脈の中でも一番太く、足の中央を走る筋肉の間にある静脈です。川に例えると本流に当たり、血液の約9割が深部静脈を通り心臓に戻されます。

表在静脈

皮膚の下を流れる静脈で、大伏在静脈と小伏在静脈があります。大伏在静脈は、太ももからふくらはぎの内側を走る静脈で足の付根で深部静脈に繋がり、小伏在静脈は足首からふくらはぎを走り膝の後ろの方で深部静脈に繋がっています。下肢静脈は主にこの表在静脈に起こります。

交通枝

深部静脈と表在静脈に繋がっている直径3mm以下の細い血管を交通枝といいます。

足から心臓に血液を送る仕組み

人間は二足歩行である為、他の動物とは違い心臓は高い位置にあります。静脈は心臓に血液を送り返す働きをしていますが、どのようにして重力に逆らって心臓に送り届けるのでしょうか?

足は心臓よりも下部にあるため、心臓から送り出す力だけでは静脈を通って血液が戻ってくることが難いので、ふくらはぎの筋肉によって足を動かした時に筋肉がポンプの作用をして血液が上に押し上げます。ふくらはぎの筋肉は収縮することで静脈が圧迫され、その作用で血液は重力に逆らって下から上に押し上げられます。
歩いたり走ったりしますと、この動作が繰り返されますので、「筋肉が縮む→静脈が圧迫される」「筋肉が伸びる→静脈が緩む」ポンプのような働きとなって血液を心臓に送り返すことが出来ます。

血液の逆流を防ぐ逆流防止弁

ふくらはぎの筋肉の伸縮によって押し上げられた血液は、心臓に戻る長い道のりの途中で押し上げられる力が弱かったり足りなかったりすると重力に負けて逆流する恐れがあります。その際、血液が逆流しないように静脈には弁が多数ついており、この弁が正常に機能している限り血液の逆流を防ぎながら血液を心臓に戻してくれます。

弁は「ハの字型」になっており、この弁が静脈の収縮に合わせて閉じたり開いたりしますので、収縮を繰り返すことで血液が心臓に送り返されます。

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